こんにちはアグア・デ・イエルバです。今年も暖冬のようですが、寒いですね^^! 先日は雪が何つぶか風にのって舞っていました。みなさま、雪はお好きでしょうか?こちら宮崎県は温暖な地域なので、山の方でもたくさん積もるほどは降りません。ちょっと寂しいです(*_*)
アートな氷と霜に縁どられたハーブ↑
豪雪地域に住んでいる方は、毎冬雪で大変な思いをされていると思います。雪は、一夜にしてあたりをまっ白に、音も立てず、すべてをふわりと包みこみ、いつもの街がおとぎの街になったようで、なんだか気分が静かに高まります。冬には雪がよく降る地域で育ったので、子供のころ雪の朝に早く起きて、まだ誰も歩いていない真っ白の道に、足あとをつけることが楽しみでした...☃
今回は昔から薬草の王様と呼ばれるほどの効能を持っている、ビワについてお伝えします。
ビワ・枇杷は中国の楽器の琵琶に、実の形が似ていることからその名が付けられたといわれています。原産地は中国西南部、日本でも温暖な地域の四国や九州地方で主に育てられています。バラ科のビワ属、成長すると高さ5~10mほどになり、冬でも葉が元気で青々とした常緑高木樹です。秋から冬にかけて枝先に綿毛に包まれたクリーム色の花を咲かせ、5~8月に黄橙色の甘くておいしい実が収穫できます。枇杷の実おいしいですよね!緑色の未熟果は有毒なので、完熟したものをおすすめします。
ビワの花。夏においしい実になります。
枇杷の木は、「縁起が悪いので庭には植えないほうが良い。」といわれていたようですが、その昔、ビワの持つ薬効の高さから、病を患っていた人々が葉を求めて、ビワの木の生えている所に大勢集まっていたため。それとビワがどんな病気も治してしまうので、お医者さんが必要なくなることを恐れたため、植えないほうが良いと嘘をついた。といういくつかの説があります。
いずれにしても、それほどの薬効を持っているビワですが、葉は琵琶葉(ビワヨウ)・辛夷(シンイ)、種は琵琶仁(ビワジン)、花や根も生薬・漢方としても扱われていて、咳、痰、喘息、アレルギー、あせも・湿疹・アトピー・炎症などの皮膚疾患、胃腸の不調などを和らげ、血液浄化、脂肪の分解、殺菌、鎮痛などの効果があり、果実はビタミン類、ミネラル類、β-カロテンやポリフェノールもを多く含んでいて、大薬王樹・薬草の王様とよばれているのも納得です。漢方の国である台湾のハーブのど飴にも、ビワの成分がよく配合されています。
ビワノハ。虫に食べられています。
ここからは、お手軽なビワの利用法についてお伝えします。
🕊ビワノハ茶
乾燥ビワノハ5~10g又は、生のビワノハ5~6枚(濃い緑色の硬い葉を水洗いし、ハサミで細かくカットします。)と1リットルの水をやかんに入れ、お湯が茶褐色になるまで煮出します。
コクがあり、ビワの香りのおいしいお茶の出来上がり。わたしは毎日飲んでいます。1日に大量に摂取しないでくださいね。
🕊ビワ湯♨
乾燥又は生のビワの葉適量をハサミでカットし、目の細かい洗濯ネットやだしパック、さらしに入れて、お風呂に入れます。又は鍋で煮出して入れると成分が良く浸出されます。
皮ふから成分が浸透し、皮膚疾患や筋肉痛、身体の凝り、血行促進、美肌に。
🕊簡単・ビワノハ温灸
・濃い緑色で硬い生のビワノハ2枚の、つるつるした面をコンロの弱火で炙ります。(焦げないように!)
・よく熱したら、炙った面を2枚合わせてこすり、成分を出やすくします。
・痛みや凝りののある部分や皮ふ疾患の患部にしばらく当てておきます。(イタイノイタイノトンデイケー☄)
・何度かおなじようにひと通りを繰り返し、そのままビワノハをラップや包帯で固定して一晩おいてもよいです。カイロなどをビワノハの上にあてて固定しても。
あたためたり、こすったりすることで、アミグダリンという有効成分が身体にしみこみやすくなります。
ビワの葉が手に入った時にはぜひ試して見て下さいね‐☆
↑Agua de Hierbaのビワの葉と種のエキス(ビワノハ温灸やコスメづくりに)。右はビワクリーム。
体験談です。何年か前にアレルギーの一種の皮膚病に罹り通院していました。ひどいかゆみに1年半ほど悩んでいたのですが、知り合いがおしえてくれたビワノハ茶を飲みはじめて3カ月で効果が出はじめ、今は完治しています。さすが薬草の王様ですね。その後ビワの木を畑に植えて、2年で5mほどに成長しました。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
春はもうじき❀ではまた~
Hasta pronto!Agua de Hierbaでした。