こんにちは。アグア・デ・イエルバ森のハーブ日記です°˖✧☽

Agua de Hierba Forest herb diary では、ひとつの種類のハーブや植物についての、育て方や利用法などを、自分自身の経験も交えて、学んだこと、調べたこと、感じたことなどをお伝えしています。

森のハーブ日記へようこそ。

今回の植物は、前回にひきつづき、

ジャーマンカモミールGerman Chamomile②　後編

前回のジャーマンカモミール日記①では、ジャーマンカモミールはこんな植物・育て方、などをお伝えしました。今回は薬効・使い方、についてお伝えします

カモミールは、世界中で親しまれているハーブのひとつです。海外の自然療法のお店や市場、様々なお店でカモミールを目にすることができます。

以前住んでいた、コスタリカの自然療法の薬局には、花のついた長い茎を束ねたものが、店先に積まれていました。かわいらしく、やさしげな姿のジャーマンカモミールですが、じつは、たのもしい多くの薬効を秘めているのです。

カモミール畑の花が満開になると、甘くて少し薬草がかった、リンゴのような香りがあたりに漂います。朝、花が開いて、夕方には閉じ、それを繰り返して黄色の筒状花が膨らんで、薬効を高めていくカモミールの花。咲きはじめて3日目あたりに摘むと、よいとされています。

◆成分

精油成分－ガマズレン・α‐ビサボロール・オキサイドA・B・Cなど、フラボノイド、コリンなど

◆飲用

消炎、鎮痙、鎮静、発汗、駆風、アレルギー、不眠、不安、風邪の諸症状、頭痛、腹痛、胃痛、下痢、生理痛、血行促進、血糖値改善、利尿、冷え、尿酸、腎臓疾患など

◇お茶

・小さじ1杯に対して２００～３００ｍｌのお湯を注ぎ、蓋をして5分間抽出します。

・煮出す場合は、お水を少し多めに入れて、沸騰したら、とろ火で５～10分間煮出し、成分を濃く浸出させます。

＋効能を期待したい場合は、いずれも1日に1回約200mlを3回飲用します。

◇カモミールミルクティー

・小鍋にカモミール小さじ１杯と、５０ｃｃ程の水を入れて、弱火にかけて成分をよく煮出します。スプーンなどでつぶすとよく出ますよ。

・１５０ｃｃの牛乳または豆乳(アーモンドやオーツミルクでもＯＫ)を入れ、再度温めたら、濾しながらカップに注ぎます。甘みを加えてもおいしいです。

＋眠れない夜や、リラックスタイムにとてもおすすめです♡

◇チンキ剤

・消毒をした瓶にドライハーブ１０g(生のハーブの場合は、倍の量)に対して、アルコール度数３５～４０％のホワイトリカーやウォッカ１００ｍｌを入れて蓋をし、暗い場所に置いて、毎日よく振ります。２週間ほど成分を浸出させ、ハーブを漉します。

＋1日に１～３ｍｌを、原液または水やお茶に混ぜて飲用します。

＋チンキ剤は、親油性・親水性、両方の成分を効率よく抽出できて、外用やいろいろな用途があり、日持ちもするため、作り置きしておくと、大変重宝します^　^v

ローション・湿布剤・浴剤に。クリーム・シャンプー・リンスなどの有効成分としての添加剤などに。

＋常温で１～２年間ほど保存できます。

‼飲用の注意

キク科アレルギーの方の服用は避けます。

◆外用

炎症、傷、日焼け、収れん、打ち身、神経痛、皮膚病、痒み、アレルギー性皮膚炎、口内炎、抗菌、ニキビ、美白、皮膚柔軟、敏感肌、髪の毛の柔軟など

◇ローション

小さじ1杯に対して１００ｍｌのお湯を注ぎ、蓋をしてそのまま冷めるまでおきます。

冷めたら、濾し器や不織布で濾して、濃い浸出液の出来上がり。

保湿効果を上げたい場合には、グリセリン小さじ１杯を加えます。

＋冷蔵庫で１週間ほど保存できます。

＋上記のチンキ剤１０～２０mlに、８０mlの精製水やミネラルウォーターとグリセリン小さじ１杯を混ぜたものでも代用できます。

◇使い方

ローションは、スプレー容器などに入れて、化粧水として毎日のお肌のケアに。

コットンやガーゼに浸みこませて、患部にパッティングや、湿布をして、皮膚に浸透させます。

◆その他

ドライカモミールは、ポプリや入浴剤、粉にしたものをせっけんに配合したりと、その香りや見た目を利用した、クラフトの材料としても使えます。花瓶に生けるだけでも癒されますよ。

‼注意　

キク科アレルギーの方の使用は避けます。

✙以上ご紹介しましたご使用にあたって、ご心配のある方は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

◆わたしの体験日記

農園のカモミールの花が咲くと、その自然でかわいらしい姿とあまい香りに、とても癒されるのですが、花をひとつづつ手摘みをするため、私にとっては、すこし焦りを感じさせるハーブです(-_-;)

以前のブログでもお伝えしたのですが、カモミールの花を収穫したあとに、目を閉じると、しばらく無数の花の形の残像が残っています❁❁❁❁．．．それも楽しみのひとつ？でしょうか～。

←２０２３年４月２４日に開花しました❁

そうでした…効果についてをお伝えすると、

私は、ジャーマンカモミールは、体調のすぐれないときの薬として飲むことが多いです。風邪をひいたとき、気持ちが落ち着かないときに、不思議ですが、ふとカモミールが頭に浮かびます。

乾燥させたカモミールの少し薬らしい甘い香りは、はちみつの香りにも似ています。あたたかい豆乳のカモミールミルクティーに、はちみつを加えたものを飲むと、体の芯から、こころまで暖かくなり、ほんとうに安らぎを感じます..。⋆・．。母菊とも呼ばれている所以ですね。

ミルクティーや浸出液づくりにも使えるシングルの　ジャーマンカモミールティー

人気のジャーマンカモミール配合　リラックスブレンドティー

育てても、利用しても、癒しを与えてくれるジャーマンカモミールのご紹介でした＾＾

今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます-☆

ではまた、次回まで。Sweet dream⋆☆