チェストツリーの木↑

こんにちは！アグア・デ・イエルバです。夏はほんとうに暑いですね。こちら宮崎県の夏は熱帯のように蒸し暑い気候ですが、今年は雨が多く涼しい日も多々あります。

わたしは敢えて、涼しい雨の日にレインコートを着て(着ないときもあります(^.^))畑仕事をしています。そして冷たい雨つぶのここちよさを楽しんでいるところです⛆☂✬

みなさまはこの暑さ、どのようにしのいでますでしょうか？

今日は、メントール成分で、身体の中から外から涼しさを感じるミントのご紹介と、その利用法をお伝えしたいと思います。

↑ブラックペパーミント(ブラックペパーミントの中でも甘い香りが特徴のキャンディーミントです。)

ミントといえば、キャンディーやガム、ハミガキペーストなどの、さわやかな香料としてご存じの方も多いと思いますが、主な成分であるメントールによる薬効がとても高く、その昔、世界の国々では高値で取引されていた時代もあったほどなのです。

ミントの種類はとても多く、ペパーミント・スペアミント・クールミント・ハッカ・アップルミント・ペニーロイヤルミント・オーデコロンミント・ケンタッキーミントetc….２５～４０種以上あります。

繁殖力がとても強く、花の時期に集まってくる虫たちによって交配されてしまうため、交雑種の種類は数えきれないほどあります。今もなお、種類が増え続けているのではないでしょうか。ちなみに交配した雑種は、香りなど薬効も薄まってしまうそうです。

漢方・生薬では薄荷葉(はっかよう)とよばれ、北海道ではハッカ（ジャパニーズミント）が、ハッカ油を採取するために明治時代から栽培され、主要な貿易品のひとつとなっていたようです。宮崎県でシイタケ農家をしていた私の祖父は、ハッカの苗を北海道にたくさん卸していたそうです。

↑マウンテンミントです。ミントは蜜源植物、お花には蝶々や蜂も集まってきます。

ギリシャ神話では、ミントの名前の語源である妖精のメンテが、溺愛されていた王ハデスの妻の嫉妬により、踏みつぶされてしまい:>_<:良い香りを放つ草になったと語られています。なんとも哀しいお話ですね。。花言葉は美徳・思いやり・誠実な愛♡ミントのストロングなイメージとはちょっと異なる感じがしますが、ヨーロッパでは、温かいおもてなしの意味で、お客様にミントを供したりするそうです。

学名はMentha、シソ科の多年草（一年草の種類もあるそうです。）、ユーラシア大陸・北半球の温帯地方原産で、草丈２０～１００ｃｍと種類や環境によって、背丈が変わります。這うタイプのものもあります。夏から秋に穂状に、薄ピンクや薄紫色の小さな花を咲かせ、虫によって交配します。

ミントを一株植えたらはびこってしまい、抜いても抜いても芽が出てきて困る。という声もよく聞くように、その土地に合った場合は、地下茎でどこまでも繁殖するという生命力の強さを持っています。それだけ薬効も強そうに感じますよね。

成分は精油成分のメントール・メントン・メントフラン。他成分のフラボノイド・タンニン・カフェ酸・クロロゲン酸です。メントール成分が多く含まれていて、一時的に局所を麻痺させる効果と皮膚の神経を刺激して、痒みを抑えたり清涼感を感じることができます。

効能は、殺菌・抗菌・駆風(お腹の中のガスを排出)・鎮痙(痙攣を鎮める)・リフレッシュ・リラックス・眠気・クールダウン・かゆみ・虫刺され・保温・保湿・消化不良・食欲不振・吐き気・下痢・便秘・腹痛・過敏性腸症候群・害虫忌避などなど、効果・効能も多様なハーブなのです。

ミントは、葉っぱも精油もお茶やお菓子やお料理、入浴やローションなどに使えます。

そこで、レシピをいくつかご紹介していきますね。

☆刺激が強いので、乳幼児や長期にわたる使用、特に刺激の強い精油の用量や粘膜への使用に注意してくださいね。よく歯磨き剤やガムの香料として利用されるスペアミントは、比較的マイルドな作用や香りを持っています。

Agua de Hierbaのリフレッシュウォーター

🕊ミントスプレーの作り方(５０ml)

〇材料・準備用具

スプレー容器・精製水又はミネラルウォーター４5ml・無水エタノール５ml・ハッカ油またはペパーミント油５～１０滴(敏感肌の方は少なめに)・お好みでグリセリン少々

〇作り方

スプレー容器に水と無水エタノールをいれて、

精油とグリセリンを入れて、蓋をして良く混ぜます。

冷蔵保存で２週間ほどで使い切ってくださいね。

〇使い方

水分と油分が分離しているので、容器を良く振り

顔にかからないように、腕や首すじ 身体にスプレーします。

皮膚の弱い方は服の上から使うといいですよ。

マスクの外側にスプレーしてリフレッシュや抗菌に。

虫よけやエアーフレッシュナー、空気清浄としても使えて暑さもやわらげることができます。

☆ハッカやペパーミント以外の好みの精油を配合して香りをを楽しむのもおすすめです。

ミントのほかに清涼感を持つ精油は、ユーカリ・ティートリー・ローズマリーなど

🕊ミントシロップ作り方

鍋に200㏄の水とミントの葉30ｇを入れて5分間煮て。

火からおろして10分ほど蒸らした後、漉します。

砂糖100gを入れて、再び火にかけて10分ほど弱火で煮詰めてください。

冷めてから清潔な容器に移して蓋を閉めて、冷蔵庫で約１か月保存できます。

〇炭酸水やお酒で割って、カクテルに。ミントゼリーやかき氷シロップとしてもおいしいです。

ミントがよく繁る季節に作っておくと、お手軽にミントドリンクを楽しめますのでおすすめです。

ここまで、ミントについてご紹介してきましたが、宮崎県の夏は熱帯のように蒸し暑く、真夏の農園のミントはさびしい状態になっています。涼しくなるころに、復活するのを待っているところです。。。

いつも読んでいただいて、ほんとうにありがとうございます。

暑い夏を、ハーブでリフレッシュしてくださいね。

＊担当させてもらっている、8月の生涯学習講座「ハーブでリフレッシュ」のテキストの一部も使いまわしました^///^

Gracias adios! Agua de Hierbaでした。