こんにちは。アグア・デ・イエルバ森のハーブ日記です🍃
Agua de Hierba Forest herb diary では、ひとつの種類のハーブや植物についての、育て方や利用法などを、自分自身の経験も交えて、学んだこと、調べたこと、感じたことなどをお伝えしたいと思います。いつものブログと併せて、ご覧いただけたら嬉しいです。
森のハーブ日記へようこそ❁.。⋆今回の植物は、エルダーです。
写真左・エルダーの小道 写真右・大きなく育ったエルダーの木で、トンネルができています
◆こんな植物
エルダーの木は、細長く伸びる沢山の枝先に、小さな白い花が集まった花の房をつけるハーブ。よくしなる枝にふさふさと明るい緑の葉を茂らせ、花の時期以外でも農園を明るく彩ってくれる樹木です。
原産のヨーロッパでは、その確かな薬効から古くから伝統医学に用いられたり、魔物の宿る木といわれ、魔よけとして庭に植えられていました。日本ではハーブとしてではなく、ハリー・ポッターの「ニワトコの杖」から、その名が知られたように思います。
エルダーの葉は、羽状複葉の1枚1枚が卵型のものと、もみじ葉があります。もみじ葉のほうが花つきが良いようです。最近では、園芸用に斑入りや銅葉、色付きの花などの種類もあります。
◆概要
学名・Sambucus nigra
和名・西洋ニワトコ/西洋接骨木
別名・ヨーロピアンエルダー
分類・レンブクソウ科(スイカズラ科)/落葉低~中高木
原生地・北アフリカ、ヨーロッパ、西アジア
樹高・3~10m
開花・5~6月
花言葉・思いやり・熱心・哀れみ・愛らしさ・苦しみを癒す
利用部・主に、花と完熟した果実(生や未熟な果実は嘔吐・下痢を引き起こすので注意)、薬として、葉・枝・根を利用することもある
直径8ミリほどの小さな花が集まった傘型の房を付けます。
森のハーブ農園は、原産地とはかなり異なる気候なので、花の房は小さく、多くの花もつけることはありませんが、かわいらしいクリーム色の花をつけた時には、うれしさもひとおしです。
言い伝えでは、エルダーの木に憑いている魔物が、育てている人を認めたときに花を咲かせる。とも言われています。
◆育て方
用土・肥沃な、水はけの良い、弱アルカリ性の土
日当たり・日向または半日陰(日陰では、花が付きにくい。)
肥料・たい肥や腐葉土を植え付け時にすき込む
森のハーブ農園では、地植えで肥料は刈り取った草のみです。
もしかすると、冬に肥料を施すと、花付きがよくなるよのかも、と思っているところです。
植え付け・3月~4月または9月~10月
農園では、上記の時期以外でも植え付けに成功しています(*^ ^)v
増やし方・成長点になる節をつけた、元気な枝を10~20㎝長さにし、ボラ土や赤玉土などに挿し木にします。発根率は高いです。他の植物の支柱として立てていたエルダーの枝が、発根し元気に育つこともあるほどです😊
収穫・開花した花房を茎ごと摘み取り、乾燥後にしごいて茎から外す。
剪定・翌年の花が見込める1年目と2年目の枝を残して、3年目以降の古くなった枝や弱った枝を、根元から剪定します。
水やり・適湿
過度の乾燥や過湿を嫌います。
耐寒性・強い
耐暑性・普通
◆アグア・デ・イエルバ栽培日記
私の住む地域は、宮崎県の沿岸部から車で15分ほどにある山間部です。標高もあまり高くなく、それほど内陸ではありません。冬に雪はほとんど降らない暖地です。
先にお伝えしたように、よく見かけるヨーロッパのエルダーの木のように、沢山の花は咲きませんが、原産地の気候とはかけ離れているにもかかわらず、生育旺盛で、元気に育っています。
農園では、たくさん剪定した枝をチップにしてマルチ素材にしています。枝が柔らかく剪定しやすいため、ハーブティーとしてだけではなく、チップを作るためもあり、何本ものエルダーを育てています。
◆名前の由来
若い枝は芯を抜きやすくなっていて、筒状にした枝を、火を起こすときに使っていたため、アングロサクソン語でoeld=炎から、elderとつけたそうです。
エルダー日記②につづく…次回はハーブとしての薬効・使い方などをお伝えしますので、引き続きご覧くださいね。最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
◆お知らせ
◇エルダーの苗木を販売して
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では、次回をお楽しみに~再見! Agua de Hierba