こんにちは。アグア・デ・イエルバ森のハーブ日記です°˖✧☽
Agua de Hierba Forest herb diary では、ひとつの種類のハーブや植物についての、育て方や利用法などを、自分自身の経験も交えて、学んだこと、調べたこと、感じたことなどをお伝えしています。
森のハーブ日記へようこそ。今回の植物は、前回にひきつづき、
セントジョンズワートSt.Jhon’sWort② 後編
前回のセントジョンズワート日記①では、セントジョンズワートはこんな植物・育て方、などをお伝えしました。今回は薬効・使い方、についてお伝えしていきますので、最後まで読んでくださいね(^.^)
眺めるだけでも元気をもらえるはつらつとした小さな葉。水玉も元気にはじいて、憂うつを取り去ってくれるように感じます。(雨の日に写したためか、実物より青みがかってしまいました。)
葉を光に透かして見ると、黒い斑点があります。これはヒぺリシンという濃紅色の色素の成分で、優れた抗うつ・抗ウイルス作用を持っています。更年期障害の緩和や落ちこんだ気持ちを明るくし、服用だけでなく、オイルに浸出させたものは、薬効の高いマッサージオイルとしてよく使われています。
◆成分
ジアンスロン類(ヒぺリシンなど)・フラボノイド配糖体・ハイパーフォリン・タンニン・精油
◆飲用
抗うつ・鎮静・不安・不眠・神経系強壮・更年期障害の緩和・季節性情緒障害・消炎・鎮痛・抗ウイルス・リウマチ・頭痛・咽頭痛など
◇お茶
・小さじ1杯に対して200~300mlのお湯を注ぎ、蓋をして5分間抽出します。
・煮出す場合は、お水を少し多めに入れて、沸騰したら、とろ火で5~10分間煮出し、成分を濃く浸出させます。
+効能を期待したい場合は、いずれも1日に1回約200mlを3回飲用します。
◇チンキ剤
・消毒をした瓶にドライハーブ10gに対して、アルコール度数35~40%のホワイトリカーやウォッカ100mlを入れて蓋をし、暗いところに置いて、毎日よく振ります。2週間ほど成分を浸出させ、ハーブを漉します。
+1日に1~3mlを、原液または水やお茶に混ぜて飲用します。
+常温で1~2年間ほど保存できます。
‼飲用の注意
妊娠中の方の多量服用は避けます。
飲用後に日光に当たると皮膚炎を起こす恐れがあります。
強心薬・抗血栓薬・気管支拡張薬・経口避妊薬・免疫抑制薬などとの併用は、薬の作用を下げることがあるようです。医師の方に相談をしてご飲用くださいね。
◆外用
火傷・傷・消炎・打ち身・ねんざ・神経痛・関節炎・帯状疱疹・口腔炎・鳥のけがなど
◇マッサージオイル
セントジョンズワートの花の咲いた茎を、上から5cmくらいの長さでカットしたもの10gを、消毒した瓶に入れ、100mlのオリーブオイルを注いで蓋をします。日光の当たる場所において、毎日振りまぜます。2週間ほどおいてオイルが赤く色づいたら、ハーブを漉して出来上がり。
+冷暗所で6カ月ほど保存できます
‼注意
塗布後に日光に当たると皮膚炎を起こす恐れがあります。
◆わたしの体験日記
気分が落ち込んだとき、不安でこころがいっぱいになっているときに、お風呂にゆっっくりと浸かり、寝る前にセントジョンズワートのお茶を飲みます。”まさにハーブティー”という味で、すっきりとしたハーバルな香りの黄色く浸出したお茶を飲むと、その夜は深い眠りに誘われ、水の底に揺れながら沈んでいくような感覚で入眠することができます☾☆”(-“”-)”
サンシャインハーブ・ハッピーハーブとよばれ、元気が出る印象がありますが、わたしにとっては、こころを安定させ、気持ちをゆったりとさせる効果が強いように感じています。
今年は、セントジョンズワートの花は咲かなかったため、お花のオリジナル画像がありません(-_-;)ので、農園に咲く、黄色の花の写真をどうぞご覧になってください。
左から、ウインターコスモスとメランポジウム・ミントマリーゴールド・フキの花
お花が咲くとあたりが華やぎますが、とりわけ黄色のお花はこころまで光を照らしてくるようです。みなさまのこころまで届きましたでしょうか~
今回も、読んでくださってありがとうございます(^_-)-☆
また次回まで~Hasta pronto!